生涯教育課題研究 6月26日 第八回 講義ノート
中間報告については、ブログ、メールですませた。
最終報告に向かって進む。
15)高学歴化と高度情報化(計画論の発展)
15-1)高学歴化
学歴主義、「文明病」
「教育爆発」
ブルデュ:文化的再生産論から「学歴のインフレーション」や「学歴の価値下落」という問題を「ハビトゥスの履歴現象(ヒステリシス)」として論じている。
La distinction: Critique social du jugement, pp.157ff. 前掲『ディスタンクシオン-社会的判断力批判-』1、pp.217ff。
15-2)高度情報化
マスメディアの発展、
コンピュータの普及(七〇年代から)
オフィス・コンピュータ、『アイデンティティと時代』p.167-参考
ファミリィ・コンピュータ、
ワード・プロセッサー、
パーソナル・コンピュータ
・・情報の電子化、情報化の進展、
その後、九〇年代
IT革命(高度情報化)
インターネット
クラウド
ビッグ・データ
AI革命
言語の均質化(共通語、標準語の普及)の加速化
本離れ、活字離れ、漫画やゲームの普及・・「幼稚化」、「レジャーランド化」(先述)
学力格差・・「自由」、放任、手抜き、怠惰・・そして「ませガキ化」
衆愚(愚民政策、大衆迎合主義、劇場型政治)と情報操作、誘導
さらに個人情報の管理と利用
これと高度情報処理技術により、個人は無防備どころか、内面まで知られ、操作・誘導され、選ぶつもりで、選ばされるというワナ、イカサマ、トリックにはまる。
16)衆愚状況、愚民政策に対する自己教育
アソシエーションを目指したサークル、芸術・教養、「地の塩」などの統合的な思想・詩想や実践として
樋口一葉(教養教育ハンドブック)
宮沢賢治(1896年~1933年)の農業指導、芸術論、文学創作、羅須地人協会(アソシエーション)
「雨ニモマケズ」、「デクノボー」の実践
17)サークル論(原論や計画論の復習・発展
インフォーマル(非定型的)とフォーマル(定型的)の中間のノンフォーマル(不定型的)
形成と教育の中間、境界
下村湖人「煙仲間」(計画論の発展)
かつて村人や連中が囲炉裏で輪=和になり、村のため、みなのためにと熱く語り合い、散会した後、囲炉裏の火は消え、煙が昇るだけになっても、各人の心の中に熱い炎は燃え続け、それが弱くなる頃、再び輪=和になり、熱く語り合い、再び炎を燃え上がらせるというイメージである。
宮原のサークル論
「サークル時評」として「新しい青年団のうごき―むすびあう青年と青年教師―」『知性』一九五六年十月号、河出書房、
宮原誠一と福田玲三(『国鉄文化』編集部)、他に詩人の黒田三郎、日本青年団協議会副会長の若宮きぬの計四名
福田は、一九二三年生れ、東京外語大学(フランス語専攻)卒業。四九年から三十年間、国鉄労働組合本部書記を務め、国鉄作家集団の会員。松川事件には国鉄労働者として取り組み、仙台裁判に立会い、無罪要求大行進に参加し、被告と交流してきた。フランス本国の語学賞を受賞するなど日仏交流でも活躍した。
福田は第一回でも名を連ねており(『知性』一九五六年七月号掲載。他に黒田三郎、日高六郎、丸岡秀子)、この企画の軸となる人物と言える。福田は、宮原について「温和で、落ち着いた印象だった」と私に語った(二〇〇九年三月十六日午後、東京駅に近い丸善のビルの一階にあった喫茶店にて)
前掲「新しい青年団のうごき―むすびあう青年と青年教師―」では、教師の「M先生」=「シンチャン」を中心とした「農村青年のサークル」が紹介されている。「みんなでダベリあい、その要領を記録してガリ版刷りにして読みあい、話しあう」、つまり「話しあう」ことに「生活記録を書きあい、読みあい、話しあうことをからませる」。『知性』一九五六年十月号、九七頁。
青年と「友だち」であると同時に、それ以上でなければならない。「リーダー」、「チューター」としての役割と実践。九八頁。
「指導者ヅラ」をせず、しかし、埋没しない。
矛盾で困難だが、この矛盾を発展に結実させる点に力量が求められる。
このようなサークルに対して「発展がない」という批判があるが、そのように「割り切ることはまだはやい」と反論。九七頁。
この「発展がない」という批判は、北田の「サークル主義のあやまり」に通じる。
18)不可視を洞察しようとする姿勢、志向性の意義
不・非定型は形として見えにくいが、定型は見えるので考え、伝えやすいが、
・『星の王子さま(Le Petit Prince)』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ、1943年出版。
"l'essentiel est invisible pour les yeux "「大切なものは、目に見えない」(内藤濯訳)。直訳は「本質は眼には見えない」
現象と要因、遠因は異なる。
症状と病因は違う。
要因、遠因、病因に合った対処、処方を考えねばならない。
♭
・「聖書・サムエル前書」16章7節
「わが視るところは人に異なり、人はその貌(かたち)を見、エホバは心を見るなり」
・「聖書・コリント後書」第4章18節
「我らの顧みる所は見ゆるものにあらで見えぬものなればなり。見ゆるものは暫時(しばらく)にして、見えぬものは永遠(とこしえ)に至るなり」
18-1)展開
定型、組織には規律があり、そこには合理性がもとめられる。
「筋が通らねばならない」
他方、自由には規律から出る要素がある。
18-2)自由:規律と自由:必然
「真理はあなたたちを自由にする」(ヨハネ福音書8章32節)
「自由とは必然性の洞察である」(ヘーゲル~エンゲルス『反デューリング論』第一篇十一「道徳と法 自由と必然性」、そしてレーニン『唯物論と経験批判論』第三章六「自由と必然性」)
「真理がわれらを自由にする」(国立国会図書館法前文)
「一即多、多即一」の弁証法
18-3)自由:規律と非合理性:合理性
自由と非合理性の相違と相似
→ストレスが溜まると
「夢遊」の心理機制
「境界型」の心的「障害」、少なくとも、その可能性は誰にでもある。その自己分析
18-4)定型への指向における諸問題
先述した、デューイ「教育を過度にscholasticでformalな考え方で捉えることを避ける」という観点の展開として
また、その利用、悪用に注意するために(後述する組織拡大の手段など)
18-5)定型と組織
組織論として「定型」を考えると、
組織の「拡大」:p.62、p.94など
組織論と運動論において、
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」などの理想・理念が「銀行型」に利用・悪用
先:「綺麗事だ」
確かにその点は認めるべきだが、「綺麗」な美を求めるのを止めると、人間はどうなるかについて考えることも大切。
企業・資本の見方は、民青・共産党と逆で「感染」!
かつては反発したが、今では、確かにその性格はあったと思えるようになった。
ただし、若いうちに「感染」すれば、「免疫力」がつく。
また「デモーニッシュ」な「ネクタル」の味わいも・・『アイデンティティと時代』p.189
18-6)組織における「中間」の機能、役割
サークルとしての「中間」、青年期としての「中間」に加えて、組織でも「中間」
謂わば「中間管理職」としての役割の体験・・山田=ブク『アイデンティティと時代』参照。
リーダーシップ、コミュニケーション、チームワーク
・・ブログ生涯教育計画論の講義ノートにおける国際会議に関する報告を参照
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15)高学歴化と高度情報化(計画論の発展)
15-1)高学歴化
学歴主義、「文明病」
「教育爆発」
ブルデュ:文化的再生産論から「学歴のインフレーション」や「学歴の価値下落」という問題を「ハビトゥスの履歴現象(ヒステリシス)」として論じている。
La distinction: Critique social du jugement, pp.157ff. 前掲『ディスタンクシオン-社会的判断力批判-』1、pp.217ff。
15-2)高度情報化
マスメディアの発展、
コンピュータの普及(七〇年代から)
オフィス・コンピュータ、『アイデンティティと時代』p.167-参考
ファミリィ・コンピュータ、
ワード・プロセッサー、
パーソナル・コンピュータ
・・情報の電子化、情報化の進展、
その後、九〇年代
IT革命(高度情報化)
インターネット
クラウド
ビッグ・データ
AI革命
言語の均質化(共通語、標準語の普及)の加速化
本離れ、活字離れ、漫画やゲームの普及・・「幼稚化」、「レジャーランド化」(先述)
学力格差・・「自由」、放任、手抜き、怠惰・・そして「ませガキ化」
衆愚(愚民政策、大衆迎合主義、劇場型政治)と情報操作、誘導
さらに個人情報の管理と利用
これと高度情報処理技術により、個人は無防備どころか、内面まで知られ、操作・誘導され、選ぶつもりで、選ばされるというワナ、イカサマ、トリックにはまる。
16)衆愚状況、愚民政策に対する自己教育
アソシエーションを目指したサークル、芸術・教養、「地の塩」などの統合的な思想・詩想や実践として
樋口一葉(教養教育ハンドブック)
宮沢賢治(1896年~1933年)の農業指導、芸術論、文学創作、羅須地人協会(アソシエーション)
「雨ニモマケズ」、「デクノボー」の実践
17)サークル論(原論や計画論の復習・発展
インフォーマル(非定型的)とフォーマル(定型的)の中間のノンフォーマル(不定型的)
形成と教育の中間、境界
下村湖人「煙仲間」(計画論の発展)
かつて村人や連中が囲炉裏で輪=和になり、村のため、みなのためにと熱く語り合い、散会した後、囲炉裏の火は消え、煙が昇るだけになっても、各人の心の中に熱い炎は燃え続け、それが弱くなる頃、再び輪=和になり、熱く語り合い、再び炎を燃え上がらせるというイメージである。
宮原のサークル論
「サークル時評」として「新しい青年団のうごき―むすびあう青年と青年教師―」『知性』一九五六年十月号、河出書房、
宮原誠一と福田玲三(『国鉄文化』編集部)、他に詩人の黒田三郎、日本青年団協議会副会長の若宮きぬの計四名
福田は、一九二三年生れ、東京外語大学(フランス語専攻)卒業。四九年から三十年間、国鉄労働組合本部書記を務め、国鉄作家集団の会員。松川事件には国鉄労働者として取り組み、仙台裁判に立会い、無罪要求大行進に参加し、被告と交流してきた。フランス本国の語学賞を受賞するなど日仏交流でも活躍した。
福田は第一回でも名を連ねており(『知性』一九五六年七月号掲載。他に黒田三郎、日高六郎、丸岡秀子)、この企画の軸となる人物と言える。福田は、宮原について「温和で、落ち着いた印象だった」と私に語った(二〇〇九年三月十六日午後、東京駅に近い丸善のビルの一階にあった喫茶店にて)
前掲「新しい青年団のうごき―むすびあう青年と青年教師―」では、教師の「M先生」=「シンチャン」を中心とした「農村青年のサークル」が紹介されている。「みんなでダベリあい、その要領を記録してガリ版刷りにして読みあい、話しあう」、つまり「話しあう」ことに「生活記録を書きあい、読みあい、話しあうことをからませる」。『知性』一九五六年十月号、九七頁。
青年と「友だち」であると同時に、それ以上でなければならない。「リーダー」、「チューター」としての役割と実践。九八頁。
「指導者ヅラ」をせず、しかし、埋没しない。
矛盾で困難だが、この矛盾を発展に結実させる点に力量が求められる。
このようなサークルに対して「発展がない」という批判があるが、そのように「割り切ることはまだはやい」と反論。九七頁。
この「発展がない」という批判は、北田の「サークル主義のあやまり」に通じる。
18)不可視を洞察しようとする姿勢、志向性の意義
不・非定型は形として見えにくいが、定型は見えるので考え、伝えやすいが、
・『星の王子さま(Le Petit Prince)』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ、1943年出版。
"l'essentiel est invisible pour les yeux "「大切なものは、目に見えない」(内藤濯訳)。直訳は「本質は眼には見えない」
現象と要因、遠因は異なる。
症状と病因は違う。
要因、遠因、病因に合った対処、処方を考えねばならない。
♭
・「聖書・サムエル前書」16章7節
「わが視るところは人に異なり、人はその貌(かたち)を見、エホバは心を見るなり」
・「聖書・コリント後書」第4章18節
「我らの顧みる所は見ゆるものにあらで見えぬものなればなり。見ゆるものは暫時(しばらく)にして、見えぬものは永遠(とこしえ)に至るなり」
18-1)展開
定型、組織には規律があり、そこには合理性がもとめられる。
「筋が通らねばならない」
他方、自由には規律から出る要素がある。
18-2)自由:規律と自由:必然
「真理はあなたたちを自由にする」(ヨハネ福音書8章32節)
「自由とは必然性の洞察である」(ヘーゲル~エンゲルス『反デューリング論』第一篇十一「道徳と法 自由と必然性」、そしてレーニン『唯物論と経験批判論』第三章六「自由と必然性」)
「真理がわれらを自由にする」(国立国会図書館法前文)
「一即多、多即一」の弁証法
18-3)自由:規律と非合理性:合理性
自由と非合理性の相違と相似
→ストレスが溜まると
「夢遊」の心理機制
「境界型」の心的「障害」、少なくとも、その可能性は誰にでもある。その自己分析
18-4)定型への指向における諸問題
先述した、デューイ「教育を過度にscholasticでformalな考え方で捉えることを避ける」という観点の展開として
また、その利用、悪用に注意するために(後述する組織拡大の手段など)
18-5)定型と組織
組織論として「定型」を考えると、
組織の「拡大」:p.62、p.94など
組織論と運動論において、
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」などの理想・理念が「銀行型」に利用・悪用
先:「綺麗事だ」
確かにその点は認めるべきだが、「綺麗」な美を求めるのを止めると、人間はどうなるかについて考えることも大切。
企業・資本の見方は、民青・共産党と逆で「感染」!
かつては反発したが、今では、確かにその性格はあったと思えるようになった。
ただし、若いうちに「感染」すれば、「免疫力」がつく。
また「デモーニッシュ」な「ネクタル」の味わいも・・『アイデンティティと時代』p.189
18-6)組織における「中間」の機能、役割
サークルとしての「中間」、青年期としての「中間」に加えて、組織でも「中間」
謂わば「中間管理職」としての役割の体験・・山田=ブク『アイデンティティと時代』参照。
リーダーシップ、コミュニケーション、チームワーク
・・ブログ生涯教育計画論の講義ノートにおける国際会議に関する報告を参照
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