「温故一九四二」による「感奸」「汪精衛」派の再評価 蒋介石派や毛沢東派が非難する理由

 「温故一九四二」の終盤では、天災と人災の大飢饉に対して無責任な腐敗した政府に対して民衆が暴動を起こし、日本軍の軍糧を受けとることが述べられている。そのような中国人は「漢奸(売国奴」や「汪精衛(汪兆銘)」派(脚本では第142幕)と表現されている。
 汪精衛は「漢奸」の首魁というレッテルを貼られている。
 それは、蒋介石・国民党も、毛沢東・共産党も同様である。一党独裁体制の大陸では、汪精衛は、厳重な言論統制によりタブー同然となっている。
 しかし、二一世紀の今日、このレッテルから自由になれば、汪精衛派が日本軍と協力して難民を救済した意義を再認識・再評価することができる。しかも、日本軍と同様に、上海戦、南京戦、黄河決壊における、汪精衛派の難民支援の協力も再評価できる。
 だからこそ、蒋介石派も、毛沢東派も口をそろえて汪精衛派を「漢奸」と決めつけ、徹底的に貶めるのである。それは、自らの悪行(暴政、独裁体制)と比べられれば、その評価は歴然だからである。

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